湯前町への移住を決められたきっかけは何ですか?
今から5年ほど前に、妻と一緒に初めて人吉市に住む友人を訪ねた時、この人吉球磨の自然や風土に触れて、とても魅力を感じました。
以来毎年、多い時には年3回もこの地を訪れ、次第にここに暮らす人たちと知り合う様になるにつれ、いつかはこの土地に住みたいと思い始めたのです。
移住については妻の方が積極的でした。
移住の具体的な計画を立てるため、各市町村に問い合わせをしたところ、一番早くそして親切に対応してくれたのが湯前町でした。
それが湯前町に移住を決めたきっかけとなりました。
移住を考えはじめて、決めるまでどんな感じでしたか?
実際に移住をするまでには色々な問題がありましたが、不安よりも期待感の方が大きかったです。妻も私も、新しい土地で新しい暮らしを始めることにワクワクしていましたね。
移住されての感想は?
地元で知り合った方から先日「湯前町に移住して後悔はしていませんか?」と聞かれましたが、私は即座に「一切後悔はしていません。」と答えました。妻も同じ気持ちですね。この気持ちは日々強くなっています。
もちろん都会に比べると不便に思えることもありますが、でもそれを含めてここで暮らすということですから。逆に都会の便利さを疑問に思うこともあります。ここでの暮らしが性に合っているのか、毎日が飽きないですね。
どんな暮らしをしていますか?
妻は、以前やっていたパン教室や裂織り教室をオンラインで継続している他、湯前町を含む地元の人達を対象にこれらの教室を開いています。またリメイクした服のデザインや作品づくり、自宅の庭に作った畑でオーガニック・ハーブを主にした作物の栽培もしています。
私は昨年退職し、今は庭仕事と趣味の音楽をやっています。最近地元の人たちと一緒に湯前駅のユノレールで定期的な練習会をする様になりました。
妻も私も、地域の人たちとの関わりの中で、少しでも地元のお役に立てればと思っています。
湯前町に居ると実感する時は?
水田や山々の景色や風の香り、きれいな空気、草花の匂い、小鳥や動物の鳴き声、遠くで聴こえる草刈機のエンジンの音など、一日中実感していますね。